BTC/USD:29459.2(-0.13%)
ETH/USD:1850.97(-0.09%)
昨日の暗号資産市場はビットコインが小幅に下落しての引けとなりました。注目されていた米消費者物価指数は市場予想を下回り、リスク志向の動きが一時強まる展開となりました。しかし、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁の発言や米30年債入札の不調などを背景に債券売り圧力が強まり、ドルを押し上げる展開となりました。ドルの堅調地合いを眺めて暗号資産市場も上値の重い展開となりました。ただ、ダウはプラス圏での引けとなっており、暗号資産市場も積極的に売り込む展開にはなりませんでした。一方、イーサリアムも小幅に下落しての引けとなりました。
BTC/USDの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの上限で抑えられて中心線まで下落する展開となっています。レンジ圏での動きが意識される格好で、方向感の見えにくい流れとなっています。バンドの中心線で支えられるかが目先のポイントとなりそうですが、バンドの下限まで下落してもおかしくはないでしょう。バンド幅が狭くなっており、市場にはエネルギーが蓄積されています。動き出したら大きくなる可能性があるので、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要でしょう。