BTC/USD:26226.8(+0.65%)
ETH/USD:1689.64(+1.10%)
先週末の暗号資産市場はビットコインが金曜日に下落基調を強めたものの、土・日曜日に小幅持ち直しとなって推移しています。投げ売りが一服しているものの、戻りは弱く上値の重い展開となっています。中国経済の先行きに対する警戒感やインフレを受けて米国の金融引き締めの長期化に対する懸念が意識される中でリスク回避的な動きが強まっており
さらに米国債利回りの先高観から売り圧力が強まる展開となっています。ビットコインは一時26000ドルを割り込む動きとなっています。また、イーサリアムも売り圧力が強まり、1700ドルを割り込んでの推移です。
BTC/USDの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの下限をブレイクして下値を拡大する展開となっています。目先は下限からの乖離が大きくなったことを受けて小幅に持ち直していますが、ここからバンドウォークとなって下値を拡大することもあるので注意が必要です。バンドの上限の上昇の勢いが若干落ちていますが、上昇基調は維持しており、バンド幅の拡大基調も継続しています。バンドの上限が横ばいから下落といった動きにならない限りは安易な押し目買いはリスクがありそうです。