暗号資産市場(2023/9/4朝)

BTC/USD:26028.5(+0.70%)

ETH/USD:1642.08(+0.48%)

先週末の暗号資産市場はビットコインが金曜日に一時下値を拡大したものの、買い戻しの動きが意識されて下げ幅を縮小し、土・日曜日はじり高基調となって推移しています。26000ドルを挟んでの動きが継続しており、様子見ムードが強まっています。米雇用統計は失業率が予想よりも悪化したことで米国の金融引き締めの長期化に対する懸念が後退したものの、その後のISM製造業景況指数が市場よりもの良かったことなどを受けて米国債利回りが長期債利回りを中心に上げ幅を拡大したことでドルは上昇しての推移となっています。そうした中でビットコインの下値は堅く、下げ渋る流れとなっています。

BTC/USDの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を挟んでの動きから下落したものの、バンドの下限には届かずに小幅持ち直しとなっています。バンドの下限の上昇の勢いが徐々に強まってきており、バンド幅の縮小傾向が強まっています。市場にはエネルギーが蓄積されてきていますが、まだ縮小の余地があり大きな動きにはなりにくいところです。バンドの下限と中心線で挟まれたレンジが意識されており、まだ上値の重さが意識されている状況下でバンドの下限までは下値余地がありそうです。