BTC/USD:30191.7(+0.09%)
ETH/USD:1884.19(-1.36%)
先週末の暗号資産市場はビットコインが金曜日に持ち直す動きを見せたものの、土・日曜日はやや上値の重い展開となりました。米国では雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったものの、平均時給が市場予想を上回っており、米国の金融引き締めの長期化に対する警戒感が意識される流れとなっています。米株が下落する一方、ドルインデックスも軟調地合いとなっており、ビットコインの下値を支えました。ただ、リスク回避的な動きが意識されて上値を抑えられるといった流れとなりました。イーサリアムも金曜日に持ち直したものの、その後は方向感の見えにくい展開となりました。
BTC/USDの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を意識しての動きとなっており、ここで支えられるかどうかに注目が集まるところとなっています。目先は方向感の見えにくい展開であり、バンドの中心線を挟んでの動きが継続する可能性もありそうです。バンド幅が縮小傾向を強めており、市場にはエネルギーが蓄積されてきています。動き出したら大きくなりそうで、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要でしょう。ただ、目先はバンドの中心線を挟んでの動きであり、まずは方向感を見極めながらの対応となりそうです。