BTC/USD:29128.6(-0.33%)
ETH/USD:1842.62(-0.43%)
昨日の暗号資産市場はビットコインが小幅に下落しての推移となっています。フィッチが米国の格下げを行ったことを受けて一時ドルが軟調となり、それを眺めて30000ドルを回復する場面もありました。ただ、買い一巡後は売りの流れが意識され、ADP雇用統計が市場予想を上回ったことで米国の金融引き締めの長期化に対する警戒感が強まった事、さらに格下げに伴う米国債売りが強まった事、これらを受けて債券利回りが上昇してドルを押し上げ、暗号資産市場の上値を抑えました。イーサリアムも小幅に下落しての推移となっています。
BTC/USDの日足のボリンジャーバンドを見ると、バンドの中心線を一時ブレイクしたものの、そこから売りに抑えられて再度バンドの下限を目指す形となっています。バンドの下限が上昇に転じており、バンド幅の縮小傾向が強まっています。市場にはエネルギーが蓄積されてきている状況であり、バンドの下限まで下落し、そこをバンドブレイクしてバンドウォークとなって下値拡大といった動きとなる可能性もあるので、その点は注意が必要でしょう。